2015年10月26日月曜日

雪止め

雪止めを取り付けました。


凍った雪が屋根から落ちてくるのは危険です。


新築であればある程度屋根の向きで回避することもできるのですが


既存の屋根ではどうすることもできません。


見栄えよりも危険回避。



2015年10月22日木曜日

木の割れ

大工さんが建具の枠を作っています。


無垢の木なので、乾燥して収縮すると割れが入ることがあります。


木は生き物なので扱いが難しいですね。










洗面台

造作の洗面台です。


まだまだできあがりには程遠いのですが、形が少し見えはじめました。


大工工事の段階ですが


この洗面台に、これから大工工事の他


電気工事、給排水工事、家具工事、タイル工事、建具工事、内装工事


が絡んできます。


予め電気配線を仕込んでおいたり、給排水の納まりを考えたり、家具の取り付く下地を考えたり


打合せをしながら慎重に作ってもらっています。


メーカーの既製品であれば、品番とサイズを指定すれば設置するだけですが


既製品では自分には必要のない機能や収納など、無駄な物もついてきます。


無駄を省いて、自分に合った物、プランにあった物を作ることができるので


おすすめです。





2015年10月14日水曜日

フローリング

床のフローリングを施工しています。


弊社では多くの場合、無垢の木のフローリングをおすすめしているのですが


お施主さんの要望で無垢ではないフローリングにすることもあります。


無垢のフローリングは、足触りもよく、木の保温効果で暖かく感じたり


調湿効果で空気環境も変わるなど、いい面がたくさんあります。


その反面、ワックスなどをしなければ水をこぼした時のシミができやすくなったり


細かな傷がつきやすかったり、木の伸縮で隙間が空くことがあるなど


デメリットもあります。


そのトータルで考えて、どちらのメリットもデメリットもご説明したうえで選んでもらっています。


(無垢のフローリングが良いと個人的に思っているので、無垢寄りの説明になってるかもしれませんが。笑)


これから住むのはお施主さんご自身ですから。


今回は合板のフローリングです。






2015年9月26日土曜日

屋根塗装

屋根も塗装をしています。


風雨や雪、日光にさらされながら、建物や生活を守ってくれている屋根。


傷みが出る部分でもあります。


足場がかかっているので、その間に塗装しました。



下地作り

床の下地もでき、床がフラットになったので、だいぶ大工さんも作業がしやすくなりました。


壁の断熱材には高性能グラスウール16kを使っています。


その上(室内側)には気密シートを施し、冷暖房の効率がよくなるようにしています。


壁の下地もできてきました。部屋の大体のスケール感もつかめるようになってきます。


それと同時に最終的な仕上げがきれいに納まるように


大工さんと綿密に打合せしながら、下地を作ってもらっています。



2015年9月7日月曜日

床下断熱

床の下地作りです。


床下に断熱材を充填します。


壁内には断熱材のグラスウールが入っていましたが、床下には断熱材はありませんでした。


足元が寒くなくなると、暖かさの感じは変わるので床下の断熱は大事ですね。



2015年9月5日土曜日

金物

リノベーション工事は解体から下地作りの段階なので


まだまだきれいな状態をお見せすることができませんが、この下地作りが大事なのです。


見えない部分に手を加えられるのは、今しかありません。


構造的に強化することや、仕上がりをきれいに納めるために予め下地を入れておくことなど


構造を強化する上では、金物を使って補強することも必要になります。


(伝統的構法のように金物をあまり使わず柔軟に力を逃がした方が強いという考え方もありますが、今の建築基準法は金物を使って固める方向の考えに進んでいます。伝統的構法などの詳しいことは別の機会に。)


筋違の端部には筋違がはずれないように、柱の上下には柱が引き抜かれないように


今の建築基準に則った金物を取り付けました。


柱端部の金物

筋違プレート

柱を追加したり、梁を受ける材を大きくしたり



2015年8月29日土曜日

シロアリ

リフォームの現場では、開けてみてびっくりすることがよくあります。


壊して開けてみなければわからないところはどうしてもあります。


今回も二階を支えている柱の根本を開けてみると、シロアリにやられた跡がありました。


根本が全くなく、浮いている状態だったと思うとちょっとショックですね。


大事な柱だと考えていたので、当初はこの柱、そのまま残す計画でしたが


ここで計画変更です。


被害に気付いて直すことができて、建物の寿命も長くできたと思います。





2015年8月26日水曜日

外壁重ね張り 保持力チェッカー

外壁材のリフォームにおいて、既存の外壁を一旦はがして廃棄してから新たに外壁を張る方法の他に


既存の外壁はそのままに、その上から防水シートと新たな外壁材を張る、重ね張りという方法もあります。


今回のリノベーションでは、重ね張りをすることにしました。


メリットとしては、既存の外壁を廃棄する費用や手間がかからないこと


既存の外壁があるため、断熱性能や遮音性能が増すこと


ただし、既存の構造体や外壁材が、重ね張りに耐えられるものかどうかも大事な点です。


今回は、ニチハの保持力チェッカーという治具を使って、重ね張りに耐えられるか試験してみました。


治具をバールで引っ張って治具が切れると、重ね張りの耐力があり


仮に、治具自体が抜けてしまうようなら、耐力がないという判断基準になります。


治具を取り付ける

バールで引っ張り

このように治具が切れれば耐力あり
仮に治具が抜けるようなら耐力なし



今回は充分な耐力がありそうです。

2015年8月25日火曜日

フローリング下地

今回のリノベーションでは、一階は間取りからすべて造り直すのですが


二階の間取りはそのままに、フローリングやビニールクロスなどの仕上げ材を新たにします。


一階の解体作業と同時進行で二階のフローリング化も進行させて、工期を短縮できるようにしています。


フローリングの下地
既存の下地は経年により少しずつ歪んでいます。これを水平に調整しながら下地を組んでいます。

2015年8月20日木曜日

構造材

リノベーションの工事がはじまり、解体作業が進んでいます。


構造材や筋違の位置、基礎の位置などもあらわになってきました。


当初、設計段階で、想定していた部分が実際の物とどの程度違っているかがはっきりしてきたので


一度、見直し筋違を入れる位置、基礎を増設する位置など、改めて決めていきます。



2015年8月18日火曜日

リノベーション工事スタート

八戸市鮫町でリノベーション工事がはじまりました。


一階は間取りからすべて変更しつつ、耐震改修を行います。


二階は間取りそのままに、畳、絨毯の部屋をフローリング化、クロスの貼替えを行います。


残す部分を考えながら、床をはがし、壁や天井をはがしていきます。





2015年7月24日金曜日

耐震診断

木造二階建ての住宅の耐震診断のため、現地調査をしてきました。


今回のお宅は筋違(すじかい)の位置まで明記された図面がありましたので


それを基に、床下や天井裏などにもぐり、図面通りに施工されているか、劣化度の度合いはどの程度か


また、図面より増築されている部分がないか、など調査しました。


暑い日で、天井裏はサウナのような状態。床下は外気よりも涼しい状態。


家はこれだけ過酷な環境から人の身を守ってくれてるんだなと、身を持って感じました。


床下の調査

天井裏の調査

2015年2月25日水曜日

組子

お世話になってる建具職人さんの工場へ木材の配達に行ってきました。

綺麗な組子がたくさんありました。



こういった機械ではできない、日本に伝わる職人の技術、なくしてはいけない物だと思います。



聞く話では、こういった木工細工は平安時代まで遡る、日本の伝統的な技術。

それが、ここ数十年、経済的な影響も強いのでしょう、ものづくりも合理化、省力化が進み

建具や家具をはじめいろいろな物が大規模工場で機械化、大量生産され、手に職のある職人の仕事が激減しています。

合理化すること、経済性に合わせてものづくりすることは大事なことですが

それ一辺倒で古くから伝わる、真似のできない技術が継承されないのは非常に悲しいことだと感じます。

職人の手にそれ相応の対価が支払われ、後継者を育てられるような世の中になればいいな、と思います。

2015年2月24日火曜日

ウォルナット

家具屋さんへウォルナットを配達してきました。

ウォルナットは日本で言うクルミ。

材木屋としては、製材された木材を納品するだけですが、この後職人さんの手によって綺麗な姿になって、家具やカウンターなどに仕上がっていく過程を想像するのは楽しいものです。


2015年2月18日水曜日

平板載荷試験

 先日地盤調査の試験として、平板載荷試験を行いました。

平板載荷試験とは、載荷板という円形の板に荷重をかけ、その荷重と沈下の関係から地盤の支持力を測る試験です。

通常、木造の一般的な住宅ではスウェーデン式サウンディング試験という試験を用いること
が多いのですが、今回は住宅ではないため構造事務所と相談の上、こちらの試験をすることにしました。
個人的にこの試験を見るのが初めてだったので、楽しみにしてたのですが、見た目にはほとんど動きのない地味なものでした…。笑