2014年12月31日水曜日

今年もありがとうございました。

大晦日、明日から新しい1年のはじまりです。

今年の前半は消費税増税の影響で資材の金額や流通などいろいろと苦労しました。

新築の住宅の設計監理で、自社のお施主様や工務店さんのサポートも例年よりも多くお引き渡しできました。

また、来年もいい住まいを設計、提案できるよう、木材建材を提供できるようがんばっていきたいと思います。

ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

2014年10月7日火曜日

地域材活用住宅デザイン研修会

先日、地域材活用住宅デザイン研修会に参加しました。


北海道からアーキシッブ・アソシエイツ 久保田氏を講師に、北方型住宅のことを中心に、お話しをお聴きしました。

北海道は寒いだけに、断熱、気密など省エネに関する考え方はだいぶ違いがありそうだと勉強になりました。

「200mm断熱」や「300mm断熱」まで今はあるようです。

建物外皮の断熱や省エネ性能をあげることはすでに当たり前になってきています。

個人的には、外断熱をすることでの省エネも必要かと思う一方、外部にも真壁を用いた日本らしい外観の住宅が共存するのは工夫が必要だと思いました。

2014年8月22日金曜日

google sketchup

「google sketchup」という3Dモデリングソフトがあります。

googleのフリーソフトです。

建築関係の方はご存知の方も多いこのソフト。

今さらながら、使い方を勉強しています。


業務に活かすにはまだまだ修行が必要ですが。。。

ひとまず基本的な使い方は習得できました。


噂には聞いていましたが、感覚的に操作できて、簡単です。

面を引っ張ったり、押し込んだりして立体を構成していきます。

無料の範囲では光の加減やリアリティのあるものは難しそうですが

建物のボリュームや空間構成をイメージするにはすごくいいソフトに感じました。


フリーソフトでここまでのものができるようになったとは。。。

いやはや、ついていくのも大変です。汗





計画中の建物でモデリングの練習中


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         (有)  檜  屋  木  材  店
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2014年7月16日水曜日

日本の木のいえ情報ナビ

日本の木のいえ情報ナビに登録しました。


こちらのブログをご覧になってる方は、弊社の連絡先もご存知と思われますので


特にお知らせすることもないのですが。。。


こちらのサイト、木の家に関する情報が盛りだくさんで、充実したサイトになっています。


木の特徴を紹介するページから、木の家の資金計画、木の活用方法


「木の家を建てたいと思ったら」、などたくさんの情報が載っています。


木の家に興味のある方はもちろん、木の家にまだ関心のない方も


是非一度ご覧になってみてください。

↓↓↓
日本の木のいえ情報ナビ


あ、ご覧になった後のお問合せは弊社にどうぞ。笑


2014年7月4日金曜日

『青森県産材でエコな家づくり』

『青森県産材でエコな家づくり』


という本が4年前から毎年刊行されています。


第三弾に弊社の住宅が掲載された時にきて頂いたカメラマンさんが


来年発行される第五弾に掲載予定の住宅を撮りにいらっしゃいました。


県産の木を使った住宅がたくさん掲載されています。


来年の刊行が楽しみです。


撮影しているカメラマンを隠し撮り。笑





2014年7月3日木曜日

組子

八戸市内の建具屋さんが造った欄間の「組子」です。


「組子」とは


細く挽き割った木を釘などを使わずに組み合わせたもので


障子や欄間などに使われます。






こういった組子を造れる職人さんも今では絶滅危惧種と言っても過言ではないほど少なくなっているようです。


伝統的技術を見て、多くの人は素晴らしいと思い、残さなくては、と思う反面


現実的な経済性や合理性を追求する流れには、なかなか太刀打ちできないのが現状だと思います。


建具職人さんから聞いた話では、組子の歴史は平安時代までも遡ると言われており


千数百年も日本の技術として継承されてきました。


それが、ここ数年~数十年のうちに「経済的じゃないから」「合理的じゃないから」「儲からないから」「跡継ぎがいないから」


などの理由で、大事な伝統技術が廃れていくことは非常に悲しいことだと思います。


組子に限らず、多くの伝統的技術や伝統芸能にもあることだと思いますが


そのままの形では時代に合わないのあれば、現代にフィットする形にマイナーチェンジをして


多く使われるようにすることも考えられればとも思います。


まだ、絶滅「危惧」なだけで、絶滅せず残っているうちに、また見直されて継承されてほしいものです。





2014年6月26日木曜日

薪ストーブと木の内装

建築基準法の完了検査を受け、指摘事項もなく無事合格となりました。


当然のことなのですが、改めて「検査」となると気が引き締まります。


以前は、薪ストーブなどの火気を使用する部屋の内装には制限があり、基本的には壁や天井には木を使用することができなかったのですが、平成21年に緩和の規定ができ
可燃物燃焼範囲を石やタイル、鉄などの特定不燃材料とすれば、部屋全体の内装制限は緩和されるようになりました。
その可燃物燃焼範囲は計算により出して、特定不燃材料の仕上げとする部分も検査されました。





。。。と、ややこしい内容ですが、この緩和により木の内装が使いやすくなりました。


こういった可燃物燃焼範囲の計算式だったり、高さ制限の計算式だったり


法律の具体的内容を決めて、計算式を考えた人ってすごいな…といつも思うわけです。


薪ストーブを置いた火気使用室の内装でも木が使えます

2014年6月10日火曜日

建具・階段

床・天井は青森ひば 壁は珪藻土  自然素材でできたリビング


現場は建具や照明器具も入りだいぶ住まいらしくなってきました。



フラッシュ戸の引き手と建具枠  どちらも杉


内部の建具は無垢の木で作った「框戸」というものと、合板を貼った「フラッシュ戸」というものを使い分けています。


合板を貼ったフラッシュ戸でも、毎日人の手に触れる引き手の部分は無垢の木を用いて


やわらかく、温かい手触りになるようにしています。


ちなみに引き手に使った木材は、杉の白太(杉の木の外側の白い部分)です。








杉の階段


階段も無垢の杉の木で作りました。


これから何十年、毎日上り下りする階段なので、やわらかくて足触りのいい物にしたかったからです。



2014年5月20日火曜日

木で未来をつくろう!

先週土曜日、「木で未来をつくろう」シンポジウムに参加しました。

今回は青森でしたが、全国縦断でこのシンポジウムが開催されるようです。

青森ひば、杉、南部赤松など、素晴らしい木がたくさんある青森県にもかかわらず、県産木材の利用率はほんとに少ない。

外国産材に比べて割高なイメージがあるが、住宅一棟に換算すると平均約30万円くらいの増額。

その分は「木材利用ポイント」を利用すれば元を取れる。

といった内容など、生産者から作り手、エンドユーザーに関わることまで様々な内容でした。

一度のこういったシンポジウムでは全てを伝えきれないと思いますが、地道に時間をかけてでも、日本の木が使われて、日本の森林が美しく保たれていくことを望みます。

2014年5月9日金曜日

ひばの外壁

外壁の一部分をひばの板張りにしました。


ひばを大工さんが加工していると、通りかかりのおじさんが「ひばの香りがよくて、ついつい…」


と言って、足を停め現場を眺めて、香りを楽しんでいきました。











明かり採りの開口部にはガラスブロックを入れます。


このガラスブロックは建替え前の建物に使われていたものを再利用したものです。


前の建物への敬意を持って、使わせて頂きます。


2014年5月2日金曜日

模型

連休前の最終日。
現場は内部下地もできあがってきました。

事務所で家具の模型を作りました。

部屋の雰囲気もわかるような段階にきたので

この模型と照らし合わせて、家具屋さんに発注する前に

面材の色などを決められるかと思います。

ターンテーブルラックの模型



2014年4月23日水曜日

「木組のデザイン」ゼミナール

先日の投稿「家づくり学校」と並び、私にとって、とても重要な学びの場となったのは


「木組のデザイン」ゼミナールです。



材木屋と設計事務所を両立させるためには、何が必要か。


それがきっかけで通い始めたのでしたが、学んでいくうちに


伝統的な大工技術の素晴らしさ


木を使うことの重要性


など、多くのことを知ることができました。


弊社で設計した「三沢松原のおうち」は、木組みを活かし、伝統的構法を取り入れた住宅にしたのですが


「木組のデザイン」ゼミナールで学んだことがあってこそできた住宅です。



今期のゼミは既にはじまっていますが


まだ若干空きがあるようですので、興味のある方は是非参加してみてください。


「木組のデザイン」ゼミナール




座学だけでなく、軸組の模型を作成したり、美しい住宅にするために美術講座なども行っています。

2014年4月17日木曜日

家づくり学校-日本建築学会教育賞受賞

「家づくり学校」日本建築学会教育賞を受賞しました。


私も「家づくり学校」には、今年2月の卒業まで、足掛け4年通い続けました。


この学校は、大学や専門学校とは違い、実際に住宅設計の仕事をしている若手設計者が


第一線で活躍している建築家から、生の声を聞いて実務の住宅設計について


学べる学校です。




設計事務所を開設したはいいものの、「いろは」もわからなかった自分が


今、住宅設計の仕事をしているのもこの学校のおかげです。


講師を務める先生方から教わったことや


四年生のスタジオ形式での講義で、本間至先生から直接設計の指導を受けられたことは


何事にも変えられない経験でした。


また、なによりも、同世代で同じような境遇でがんばっている仲間と知り合い、刺激を受けることができたこと


各地に同業の仲間ができたこともこの学校から得られた財産です。


家づくり学校には感謝すると同時に、今回の受賞は本当に嬉しいです。




これからも家づくり学校は発展していくと思います。


私もこの4年で終わったわけではなく、この4年の経験を糧にさらに精進し、


OBとして関わりながら、勉強し続けていきたいと思います。


来月から第六期が開講します。

「家づくり学校」



改めて、日本建築学会教育賞受賞おめでとうございます。


2013年3月 家づくり学校修学旅行での集合写真

2014年4月4日金曜日

工事現場から住宅へ




先日お引渡しをした弘前のおうちに伺ってきました。


住んでから感じることをお聞きしたり、自作の棚板にする杉の板をプレゼントしに行きました。


「木を使った家を建てたい」ということで、ご依頼頂いたお施主さんで


出来上がりにも満足いただけたようで、こちらも嬉しかったです。



自分では思いつかないいろいろな工夫をされる発想豊かなお施主さんで


楽しく勉強になる現場でした。


工務店さんも手間をかけて頂き、ほんとに助かりました。


2階への荷物の上げ降ろしをするための昇降機



本が好きなご家族で、至る所に本棚を設置しました。


お宅に伺うと、ロフトに上がる階段の本棚、お子さんが脇に座って本を読んでるのを見て


工事現場から人の生活する住宅になったことを改めて実感しました。






これからも生活を楽しんでもらえれば嬉しい限りです。



こちらの写真は、杉の板を結んでいたビニール紐をみて、結び方の勉強会になった様子です。


材木屋の結び方を伝授してきました。




2014年1月8日水曜日

オープンハウスのお知らせ


今回、お施主様のご厚意により、オープンハウス(完成見学会)を開催することになりました。
住宅を検討されている方、木の家に興味のある方、設計者との家づくりに興味のある方、、、
ぜひご一報下さい。追って現地までの詳細な地図をお送りします。

連絡先:1952HINOKIYA一級建築士事務所(檜屋木材店内)
       椛澤卓馬(かばさわたくま)

TEL   :0178-43-3848
FAX   :0178-41-1002
E-mail:1952hinokiya@gmail.com

(見学を希望される方はこちらのブログへのコメントでも結構です。)


多数のご来場を心よりお待ちしております。