2014年6月26日木曜日

薪ストーブと木の内装

建築基準法の完了検査を受け、指摘事項もなく無事合格となりました。


当然のことなのですが、改めて「検査」となると気が引き締まります。


以前は、薪ストーブなどの火気を使用する部屋の内装には制限があり、基本的には壁や天井には木を使用することができなかったのですが、平成21年に緩和の規定ができ
可燃物燃焼範囲を石やタイル、鉄などの特定不燃材料とすれば、部屋全体の内装制限は緩和されるようになりました。
その可燃物燃焼範囲は計算により出して、特定不燃材料の仕上げとする部分も検査されました。





。。。と、ややこしい内容ですが、この緩和により木の内装が使いやすくなりました。


こういった可燃物燃焼範囲の計算式だったり、高さ制限の計算式だったり


法律の具体的内容を決めて、計算式を考えた人ってすごいな…といつも思うわけです。


薪ストーブを置いた火気使用室の内装でも木が使えます

2014年6月10日火曜日

建具・階段

床・天井は青森ひば 壁は珪藻土  自然素材でできたリビング


現場は建具や照明器具も入りだいぶ住まいらしくなってきました。



フラッシュ戸の引き手と建具枠  どちらも杉


内部の建具は無垢の木で作った「框戸」というものと、合板を貼った「フラッシュ戸」というものを使い分けています。


合板を貼ったフラッシュ戸でも、毎日人の手に触れる引き手の部分は無垢の木を用いて


やわらかく、温かい手触りになるようにしています。


ちなみに引き手に使った木材は、杉の白太(杉の木の外側の白い部分)です。








杉の階段


階段も無垢の杉の木で作りました。


これから何十年、毎日上り下りする階段なので、やわらかくて足触りのいい物にしたかったからです。