2014年4月23日水曜日

「木組のデザイン」ゼミナール

先日の投稿「家づくり学校」と並び、私にとって、とても重要な学びの場となったのは


「木組のデザイン」ゼミナールです。



材木屋と設計事務所を両立させるためには、何が必要か。


それがきっかけで通い始めたのでしたが、学んでいくうちに


伝統的な大工技術の素晴らしさ


木を使うことの重要性


など、多くのことを知ることができました。


弊社で設計した「三沢松原のおうち」は、木組みを活かし、伝統的構法を取り入れた住宅にしたのですが


「木組のデザイン」ゼミナールで学んだことがあってこそできた住宅です。



今期のゼミは既にはじまっていますが


まだ若干空きがあるようですので、興味のある方は是非参加してみてください。


「木組のデザイン」ゼミナール




座学だけでなく、軸組の模型を作成したり、美しい住宅にするために美術講座なども行っています。

2014年4月17日木曜日

家づくり学校-日本建築学会教育賞受賞

「家づくり学校」日本建築学会教育賞を受賞しました。


私も「家づくり学校」には、今年2月の卒業まで、足掛け4年通い続けました。


この学校は、大学や専門学校とは違い、実際に住宅設計の仕事をしている若手設計者が


第一線で活躍している建築家から、生の声を聞いて実務の住宅設計について


学べる学校です。




設計事務所を開設したはいいものの、「いろは」もわからなかった自分が


今、住宅設計の仕事をしているのもこの学校のおかげです。


講師を務める先生方から教わったことや


四年生のスタジオ形式での講義で、本間至先生から直接設計の指導を受けられたことは


何事にも変えられない経験でした。


また、なによりも、同世代で同じような境遇でがんばっている仲間と知り合い、刺激を受けることができたこと


各地に同業の仲間ができたこともこの学校から得られた財産です。


家づくり学校には感謝すると同時に、今回の受賞は本当に嬉しいです。




これからも家づくり学校は発展していくと思います。


私もこの4年で終わったわけではなく、この4年の経験を糧にさらに精進し、


OBとして関わりながら、勉強し続けていきたいと思います。


来月から第六期が開講します。

「家づくり学校」



改めて、日本建築学会教育賞受賞おめでとうございます。


2013年3月 家づくり学校修学旅行での集合写真

2014年4月4日金曜日

工事現場から住宅へ




先日お引渡しをした弘前のおうちに伺ってきました。


住んでから感じることをお聞きしたり、自作の棚板にする杉の板をプレゼントしに行きました。


「木を使った家を建てたい」ということで、ご依頼頂いたお施主さんで


出来上がりにも満足いただけたようで、こちらも嬉しかったです。



自分では思いつかないいろいろな工夫をされる発想豊かなお施主さんで


楽しく勉強になる現場でした。


工務店さんも手間をかけて頂き、ほんとに助かりました。


2階への荷物の上げ降ろしをするための昇降機



本が好きなご家族で、至る所に本棚を設置しました。


お宅に伺うと、ロフトに上がる階段の本棚、お子さんが脇に座って本を読んでるのを見て


工事現場から人の生活する住宅になったことを改めて実感しました。






これからも生活を楽しんでもらえれば嬉しい限りです。



こちらの写真は、杉の板を結んでいたビニール紐をみて、結び方の勉強会になった様子です。


材木屋の結び方を伝授してきました。